Colloquim

空間3体系のヤコビベクトルが並行になるときの系の角運動量について

山岡 英孝

11月2日(金)15時00分

前回紹介したKevin A. Mitchell and Robert G. Littlejohn による論文 "Boundary conditions on internal three-body wave function", Phys. Rev. A61, 042502(1999)では、空間3体系における波動関数の$SO(3)$の表現行列によるFourier係数が、内部空間の局所座標の1つ$q_3$でTaylor展開されていた。その局所座標は、系の2つのヤコビベクトルが並行になるとき、$q_3 = 0$となるように選ばれていた。また、波動関数の$SO(3)$の表現行列によるFourier展開は、系の角運動量と関係がある。今回のコロキウムでは、局所座標の$q_3 = 0$という状態と、系の角運動量との関係について発表する。

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