Colloquim

Geometric approach to Hamiltonian dynamics

山口義幸

2000年9月28日(木)13:30

3F南演習室

今回は、論文[1]紹介です。
普通、(最大)リアプノフ数を求める時は数値実験に 頼らなければならない。しかし、系がある適当な仮定を 満たす時には、幾何学と統計力学を用いて解析的に(手で) リアプノフ数を見積もることができる。
得られた見積もりは、数値実験の結果と良く合うことが 示されている。
なお、論文には上記の話題の他に、相転移と配位空間の トポロジーチェンジの関係について述べた部分もあるが、 今回は時間の関係で割愛する。

[1] L.Casetti et al, "Geometric approach to Hamiltonian dynamics and statistical mechanics"
Los-Alamos preprint archive: cond-mat/9912092

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