Colloquim

標準形近似逆問題(II)

 上野嘉夫

  6月22日(木)13:30

3F南演習室

前回は,自然力学系,とりわけ調和振動子の摂動系におけるダルブーの可積分条 件が,標準形近似の逆問題の視点から(再)発見されることを話した(accepted for publication in J.Phys.A). 今回は,その後の展開について報告する.とくに, 斉3次多項式ポテンシャルの摂動を受ける調和振動子の標準形に対する逆問題解 はFokker-type ないしは electro-magnetic type (Hietarinta 1980)と称される ハミルトニアンをも与えていることを報告する.さらに,前回お話した定理の 一般化についての見通しについても触れたい。
戻る