コロキウム

結合スピンモデルを用いた地磁気反転

三木滉大 氏

2018年10月11日(木) 13時00分

総合研究10号館317号室(セミナー室)

地磁気は数十万年から数百万年という時間スケールで不規則に反転するという現象を示す。この現象を説明するために、地球の外核でいくつかの回転電流が発生し、磁場が生じるというシナリオを考える。先行研究[1]では回転電流を相互作用するスピンとしてモデル化しており、不規則な時間間隔で地磁気反転がおこることを再現している。本発表ではこの先行研究を紹介し、今後の研究について述べる。

[1] A. Nakamichi et al., Coupled spin models for magnetic variation of planets and stars, Mon. Not. R. Astron. Soc. 423, 2977(2012).


Last modified: Wed Oct 10 15:16:12 JST 2018