米田亮介 氏
2017年10月5日(木) 15時00分
総合研究10号館317号室(セミナー室)
振動子が相互作用や周期外力によって振動タイミングを揃える現象を同期現象と呼ぶ。蔵本モデルは多数の振動子が相互作用するモデルで、同期現象を記述する代表的なモデルである。同期の強さは秩序変数で表され、個々の振動子が持つ自然振動数の分布に応じて様々な種類の分岐図が現れることが知られている。本発表では蔵本モデルにおける分岐についてこれまで知られていることを簡単に述べる。更に分岐を解析するために振幅方程式を導入するとともに、今後の研究の展望を述べる。