吉原総 氏
2016年10月27日(木) 15時00分
総合研究10号館317号室(セミナー室)
量子系でのダイナミクスはシュレーディンガー方程式により記述される。しか し、シュレーディンガー方程式そのものは古典力学のダイナミクスとどのよう に関係しているかは、容易にはわからない。そこでファインマンの経路積分を 用いて、量子力学を古典力学に表れる量を使って書き直す。次にその停留位相 近似を考えることによって、EBK量子化条件が与えられることを説明する。また、 量子力学と古典力学の対応を明確に示す跡公式を紹介する。