山添祥太郎 氏
2016年6月16日(木) 13時30分
総合研究10号館317号室(セミナー室)
アブストラクト : ソリトン解をもつような非線形Schrödinger方程式系(CNLS)を考える.Blàzquez-Sanz and Yagasaki(2012)によるホモクリニック軌道の分岐の理論を用いることで,CNLSに含まれる係数をパラメータとしてソリトン解の分岐が起こることが示される.本講演では,この分岐したソリトン解の線形安定性について得られた結果を報告する.証明ではEvans関数と呼ばれるある解析関数が重要な役割を果たす.