コロキウム

熱平衡状態における有限サイズゆらぎの緩和

山口義幸 氏

2016年5月19日(木) 13時30分

総合研究10号館317号室(セミナー室)

系を長時間放置しておくと到達する状態を熱平衡状態という。 このため、熱平衡状態は定常的であると思われていた。 しかし最近、ある長距離相互作用系に対してN体数値計算を行ったところ、 熱平衡状態に初期点をおいたにも関わらず、有限サイズゆらぎが あるレベルから別のレベルへと緩和する様子を観測した。 本講演では、数値計算結果を示すと共に、観測された現象を 説明するシナリオを提案する。

参考文献
[1] Y.Y.Yamaguchi, arXiv:1603.03173.


Last modified: Tue May 17 12:40:11 JST 2016