コロキウム

長距離相互作用ハミルトン系における相転移の臨界指数

澤井大基 氏

2014年5月22日(木) 16時30分

総合研究8号館3階演習室2

長距離相互作用系のGeneralized Hamiltonian Mean Field (GHMF)モデルはサー
クル上に在る粒子の動きを解析するモデルの一つである。ミクロカノニカル統
計を用いて、GHMFモデルに従う粒子の分布を解析する。GHMFモデルは相転移を
起こす系であるが、臨界指数を統計力学とダイナミクスによってそれぞれ算出
することが研究目標である。これまでに行われてきた研究の歴史を踏まえてこ
れからの研究の展望を発表する。

参考文献:
[1]Mickael Antoni and Stefano Ruffo,
Clustering and relaxation in Hamiltonian long-range dynamics,
Phys.Rev.E 52, 2361 (1995).
[2]Tarcisio N.Tales, Fernanda P.da C.Benetti, Renato Pakter, and Yan Levin,
Nonequilibrium Phase Transition in Systems with Long-Range Interactions,
Phys.Rev.Lett. 109, 230601 (2012).

Last modified: Wed Jul 9 12:33:53 JST 2014