コロキウム

アマガエルの発声行動に対する時間遅れを含んだ数理モデルのパラメータ推定

小泉裕介 氏

2020年7月16日(木) 15時00分

Zoom会議

アマガエルの発声行動を実験観測した結果は蔵本モデルでは再現ができないが,結合関数に2次の高調波成分を加えたモデルで定性的には再現できることがわかっている.しかし,結合関数に含まれる2つの結合定数を定量的に得るまでには至っていない.また,カエル間の距離が大きくなると鳴き声の時間遅れが無視できなくなるため,モデルでも時間遅れを含める必要がある.まず,時間遅れを含めた場合においても時間遅れがない系に準じた3つの状態が得られることが理論的にわかった.本研究では,2つの結合定数がカエル間距離に依存すると仮定し,これを推定することを考える.本発表では,まずそれぞれの状態における位相の角速度を理論的に求め,数値計算によって得られる値と一致することを確認する.そして結合関数に含まれる2つの結合定数を推定する手法を述べる.

Last modified: Wed Jan 16 18:03:30 JST 2019