コロキウム

大域結合スピンモデルを用いた地磁気反転

三木滉大 氏

2019年4月25日(木) 15時00分

総合研究10号館317号室(セミナー室)

地磁気は数十万年から数百万年という時間スケールで不規則に反転するという現象を示す。この現象を説明するために、地球の外核で生じた磁場をスピンとして表し、それらスピンが相互作用するモデルを考える。先行研究[1]ではそのモデルをもとに地磁気の向きを数値計算しているのだがパラメータ値が固定されていた。そこで違うパラメータ値を使って地磁気の向きのパワースペクトルの傾きの変化をみた。本発表ではその計算結果について述べる。

[1] A. Nakamichi et al., Coupled spin models for magnetic variation of planets and stars, Mon. Not. R. Astron. Soc. 423, 2977 (2012).


Last modified: Wed Jan 16 18:03:30 JST 2019